トヨタ、3工場再開へ 13日から海外向けで
トヨタ自動車は9日、豊田自動織機のエンジン不正に伴い生産を停止している4工場6ラインのうち、13日からトヨタ車体の吉原工場(豊田市)など計3工場4ラインの稼働を再開すると明らかにした。国土交通省が対象のエンジンの出荷停止をなお指示している中で、まず海外向けの車両から生産する。
再開するのは、トヨタ車体の吉原工場の第1・第2ライン、富士松工場(刈谷市)の第1ライン、岐阜車体工業の本社工場(各務原市)の第2ライン。スポーツタイプ多目的車(SUV)「ランドクルーザー70」や小型バス「コースター」などを生産する。
一方で、トヨタ車体のいなべ工場(いなべ市)の第1ライン、岐阜車体・本社工場の第1ラインの計2工場2ラインは引き続き停止する。16日まで止めることを決めており、翌週19日以降に再開するかは16日に判断するという。
豊田自動織機のエンジンに伴う車両生産停止は、不正が明らかになった1月29日から続いている。不正エンジンを搭載している車両に加え、該当車両と同じラインで造っている高級ミニバン「アルファード」などの生産にも影響が出ている。
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