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ジェイアール名古屋タカシマヤと小塚毛織など デザイナーとコラボ企画実施 工場で素材選びからスタート

小塚社長(左)、梅田チーフ(中)、デザイナーの中嶋氏と販売した商品
小塚社長(左)、梅田チーフ(中)、デザイナーの中嶋氏と販売した商品

 ジェイアール名古屋タカシマヤの紳士服売り場で、同店と尾州の毛織物メーカー、デザイナーがコラボした期間限定イベントが開かれた。小塚毛織(本社一宮市)にデザイナーが訪れ、工場で素材選びから取り組んで完成させたブルゾンなどを販売した。

 同店営業第3部モード&トレンドセクションチーフの梅田浩克氏は「私自身、担当になるまでは尾州産地を詳しく知らなかったが、素晴らしい素材の宝庫だと知り、地元のお客さまにPRしたいと、地産地消の催しを考えた」と説明する。

 売り場で扱う「ALMOSTBLACK」「Tamme」「CULLNI」の3ブランドのデザイナーが、小塚毛織の工場を訪問した。
 参加デザイナーの一人、ALMOSTBLACKの中嶋峻太氏は、ウールと共に透明なナイロンフィルムを織り込んだ特殊生地などを採用。ブルゾン(税込み8万2500円)やコート(同12万6500円)に仕立てた。

 中嶋氏は「小塚毛織の生地は、古い織機を使い伝統と新しさを両立させている」と評価する。

 小塚毛織の小塚康弘社長は「当社独自の『裂き織』で作った。売れ残った生地などをテープ状に加工し、糸として使うサステナブルな織物だ」とアピールした。(尾張)

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2023年11月20日の主要記事