取材ノート 女性の活躍伝えたい
■最近、女性経営者の取材が多い。業種、年齢はさまざまだが、共通して言えるのは、仕事に対する熱い思いとたくましさの持ち主であること。「社会を本気で変えたい」「女性が稼げる力を育まなければならない」と話す彼女らの力強さに圧倒され、パワーをもらって帰社する。
先日、「第33回中経トパーズ賞」の表彰式が執り行われた。中経トパーズ賞は、優れた経営手腕を発揮し、地域活動に貢献している女性経営者をたたえている。選出者の中には、100年以上続く老舗の事業転換に取り組んだ経営者も。
「事業転換に伴って社名も変え、(祖業で使用していた)蔵は冷凍庫へと変わった。これでよかったのかと思うこともあるが、こうした賞をいただけて少しはご先祖さまに顔向けできる」―。さまざまな葛藤の中で事業転換の決断を下したのだろう。思いをはせると胸が熱くなった。私自身、女性ならではの視点を大切にしながら、女性の活躍を紙面を通して発信していきたい。
■酒井田梨央(さかいだ・りお)名古屋市内の中小企業と百貨店業界を担当。最近日本酒にはまっている。飲み比べなどでお気に入りの味を見つけるが、帰るころには何を飲んだか記憶がない。あの甘さ、口当たりのお酒に再会したいと思っている。
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