鵜飼選手が稲沢市長訪問 短期レーサー育成計画でデビュー
【尾張】KDDI(本社東京都)が、脳科学とITを組み合わせた「ブレインテック」を活用し、短期間で実車レーサーの育成を目指す「KDDI Neuro Racer Project(ニューロレーサープロジェクト)」で、近く実戦デビューする鵜飼幸希(こうき)選手(17)が25日、稲沢市の加藤錠司郎市長を表敬訪問した。同プロジェクトを支援する池戸製作所(本社稲沢市)の池戸賢治社長、選手育成をサポートするプロレースドライバーの古賀琢麻選手、KDDIのXR推進部の伊藤悟氏も参加した。
同プロジェクトは、KDDIがドライビングシミュレーターと実車練習を組み合わせて、レーサーを目指す若者を育成する。鵜飼選手が稲沢市在住であることから、池戸製作所をはじめ、稲沢商工会議所に所属する17社が支援を行っている。
鵜飼選手は、レーシングゲームのeスポーツ「グランツーリスモ」で、昨年の国民体育大会愛知県代表を務めた国内トップクラスの選手。現在は高校で自動車整備を学んでおり、3級自動車整備士の資格を保有。実車でのレース経験のない状態からの育成対象選手に選ばれ、今秋レーシングカートで実戦デビューする。
池戸社長は「公開中の映画『グランツーリスモ』は、eスポーツから実車レーサーになった実話。同じことが稲沢でも始まっており、地域を挙げて応援したい」と話した。
記事をもっと読むには・・・