笹徳印刷が上場 名証メイン市場などに
【半田】総合印刷会社の笹徳印刷(本社豊明市)は22日、名古屋証券取引所メイン市場と東京証券取引所スタンダード市場にそれぞれ上場した。名証で会見した杉山昌樹社長は「知名度向上により中部、関東、関西などで新規顧客開拓を進めるとともに、優秀な人材確保を図る」と上場の狙いを説明した。
菓子、化粧品、雑貨などのパッケージ事業が売り上げの約6割、残りは企業や大学のパンフレット、出版印刷、イベントの企画・運営などコミュニケーション事業が占める。2023年6月期連結売上高は130億4千万円。強固な顧客基盤や、企画からデザイン、物流までワンストップでのサービス提供が強みだ。
杉山卓繁(たかしげ)会長は「海外展開、企画・マーケティングなどを重点分野に取り組む」と方針を示した。今後は毎年3~5%の増収、営業利益率3%以上の維持(現在は2・8%)を目指す。
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