エンジン不正の豊田自動織機 取引先は5319社、愛知に5割 周辺への影響懸念
帝国データバンク名古屋支店は、エンジンの認証不正問題に揺れる豊田自動織機の取引先(売上高の1%以上を依存している企業)が、国内で5319社に上るとの調査結果をまとめた。これらの企業に派生する売上高は1兆2621億円と推計している。
このうち地元の愛知県は、取引先が最も多い50・1%(2666社)、派生する売上高の70・3%(8878億円)を占める。社数では大都市圏の東京都(321社、1218億円)、大阪府(298社、279億円)が続くが、愛知に近接する静岡県(221社、370億円)、長野県(178社、225億円)、岐阜県(177社、165億円)が上位となっており、中部にサプライチェーン(供給網)が集中している。
同支店では「トヨタグループとしてはダイハツ工業に続く問題発覚で、サプライチェーン企業だけでなく、その周辺への影響が懸念される」としている。
全文380文字
記事をもっと読むには・・・