名鉄バス、全社員対象に1万5千円賃上げ
名鉄バス(本社名古屋市)は16日、バス運転士の処遇改善と採用強化などを目的に、4月1日から新人事・賃金制度を導入すると発表した。全社員を対象に1人当たり平均約1万5千円(基本給と手当て部分含む)の賃金改善を実施するほか、70歳選択定年制の導入、新卒運転士向けキャリアコースの新設など、安心して長く働くことのできる仕組みを整える。
現行の人事・賃金制度は、2003年10月の導入から20年が経過。導入当時と比較すると、バス運転士の採用・労働環境や社会情勢が大きく変化しているため、新たな制度の導入を決めた。
賃金制度は、課長職以上の管理職に対する年俸制を導入するほか、採用やスキルアップに向けた各種手当ての増額・新設を行う。若年層に対する進級の見直しなども行う。
人事制度では、現行の正社員65歳定年制を変更し、個人の希望により70歳まで1年ごとに定年延長できる選択定年制を導入する。
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