2030年に4割増の2100店舗体制へ 壱番屋が長期ビジョン
カレーチェーン「CoCo壱番屋(ココイチ)」などを展開する壱番屋(本社一宮市)は9日、2030年2月期にグループ店舗数2100店を目指す長期ビジョンを策定したと発表した。24年2月期末は1458店の見込みで、4割以上増やす。主力のココイチは、国内で駅ナカなど新しい出店場所の開拓に取り組む一方、海外ではオーストラリアなど新規エリアへの進出を狙う。
2100店の内訳は、国内で1400店(24年2月期見込みは1228店)、海外で500店(同214店)、M&A(企業の合併・買収)で200店(同16店)を計画。中間地点の27年2月期末までに、国内1300店舗、海外300店舗、M&A60店舗の計1660店舗を目標にする。
国内は、ココイチを中心に増やす。海外は、中国で不採算店を閉鎖し立て直しを急ぐとともに、オーストラリアや米グアム、フランス、ドイツなど新規エリアへの出店をもくろむ。
30年2月期のグループの店舗売上高は、24年2月期見込み比75・2%増の1840億円、連結営業利益は2・0倍の100億円を目標にする。記者会見した葛原守社長は「食のエンターテインメント企業を目指す。家族で楽しめるレストランを軸に、M&A案件の探索も継続していく」と話していた。
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