名証上場企業23年株価騰落率 業績回復で8割上昇 トップはコプロ・HD
23年の株式市場を日経平均株価で振り返ると、年初は2万5834円でスタート。日銀の金融緩和継続などを背景に、5月19日にはバブル崩壊後の最高値3万670円を更新した。企業業績の堅調さなどもあり11月20日には一時3万3853円と、33年8カ月ぶりの高値となった。
年末にかけては3万3000円近辺で上げ下げを繰り返したが、今年最後の取引となる大納会を迎えた29日の日経平均株価の終値は、3万3464円で2年ぶりに上昇した。
値上がり率1位となったコプロ・HDは、23年4~9月期の連結業績がいずれも過去最高となったほか、増配も好感されたようだ。24年1月には横浜市に研修センターを開設し、半導体生産の技術者派遣事業に参入することなども買い材料となったもよう。値上がり率上位20社のうち、製造業は12社だった。
一方、値下がり率トップは、中古車関連ビジネスを手がけるファブリカコミュニケーションズ(本社名古屋市)。全272社のうち、値動きが変わらずは1社だった。
また、12月単月の名証上場企業騰落率ランキングは、全279社のうち44・8%に当たる125社が、11月末比で値上がりした。値上がり率1位は、ミダックHD(本社浜松市)で、騰落率は20・3%増だった。
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