脱炭素でHV、EV増加 名税関、23年上半期の自動車輸出
名古屋税関は20日、2023年上半期の管内(愛知、岐阜、三重、静岡、長野)の自動車輸出動向(確報値)を発表した。ガソリン車、ディーゼル車の輸出台数が減少した一方、温室効果ガスの排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)機運の浸透で、ハイブリッド車(HV、プラグインハイブリッド車含む)、電気自動車(EV)は増加した。
ガソリン車の輸出台数は前年同期比1・0%減の47万9448台。ディーゼル車は10・2%減の3万7818台だった。いずれも、コロナ禍前の19年上半期の水準を下回った。
HVの輸出台数は前年同期比26・8%増の37万2978台。EVは3・6倍の3万3388台だった。世界的なカーボンニュートラルの方針が追い風となったほか、半導体不足の解消なども増加に寄与した。
地域別でみると、西欧、大洋州では環境規制の強化などでHV、EVの輸出割合が高い。北米ではHVの割合が増加傾向にある。
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