愛三工業、安城市に新工場 85億円投資、電動化製品など生産
愛三工業は14日、安城工場(安城市)の隣接地に新工場を建設すると発表した。水素や電動化に関連する製品を生産する。2025年5月の稼働予定で、投資額は約85億円。24時間全自動の生産ラインや自動搬送システムを導入するなど生産効率化を図るほか、アンモニアを活用した燃料電池発電の実証にも取り組む。
建設地は安城市東端町明祥北20。敷地面積は約3万3千平方メートルで、鉄骨2階建ての工場を建設する。24年2月に着工する。
生産効率化に向けては、協業ロボットの導入、デジタルデータやIoT(モノのインターネット)を活用した品質保証の仕組みも取り入れる。
新工場を温室効果ガスの排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)の先進工場と位置づけ、愛知県内では初めて、温度が常に一定に保たれている地下水を活用した空調システムなどを取り入れる。また、同社が開発に取り組むアンモニアから水素を取り出して発電するシステムの実証も行う。
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