名鉄生活創研 「名鉄商店」の取扱商品 ファミマなどに販路開拓
(伊藤綾音、酒井田梨央)
名鉄商店で販売する商品は全てオリジナル。地元の愛知県や岐阜県の事業者と組んで開発した和洋菓子や酒類など約70種類が並ぶ。商品は買い取り方式で仕入れるため、「ロット数がネック。1万個買い取って千個しか売れなかったら、利益がマイナスになってしまう」と指摘。新しい販路開拓に取り組む方針だ。すでにファミリーマートでは「岐阜タンメンあられ」を販売し、好評を得た実績もある。
さらに期間限定の催事にも積極的に出店する。これまで「ミッドランドスクエア」や「半田赤レンガ建物」、「ららぽーと愛知東郷」、「オアシス21」などに出店した。足立社長は「実店舗が1店しかないので、客層は大学生や通勤者などの〝特定多数〟。一方、ミッドランドスクエアは富裕層が多く、1人2万5千円の購入があったり、ららぽーとは子どもが喜ぶような千円程度の商品が売れたりした」と語る。
BtoB(企業間取引)市場ともいえる外商にも意欲を見せる。ディーラーの来場・成約記念に渡すノベルティーなどの開発を視野に、「『名鉄商店と組んでオリジナル商品を作ろう』と、いろいろな企業に声をかけている」と明かす。法人ビジネスといえる土産需要も取り込もうと、「定番商品をいち早く確立させたい」考えだ。
同社は、愛知県と岐阜県でロフトを4店、ファミリーマートを34店、成城石井を4店FC運営している。
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