藤井竜王・名人 八冠独占に県民栄誉賞
愛知県は30日、将棋で史上初の八大タイトル独占を果たした瀬戸市出身の藤井聡太竜王・名人(21)に県民栄誉賞を授与した。大村秀章知事が表彰状を手渡し「これからも日本中に夢と希望を与えてもらえれば」と声をかけると、藤井八冠は「地元の温かい応援が励みになっている」と応じた。記念品として、県の伝統工芸品のすずり箱とすずりを贈呈した。
藤井八冠はお礼の品として「大志」と書かれた色紙を大村知事に贈った。すずり箱は「彩釉(さいゆう)七宝」という技法で作られ、愛知県花のカキツバタがあしらわれたデザインとなっている。県は2018年に特別表彰した際、記念品として県産高級筆を贈っていた。
瀬戸市は名誉市民に推挙
【尾東】瀬戸市では、藤井八冠に対する名誉市民の推挙状伝達式が市役所で行われた。
はじめに、川本雅之市長が「史上初の八冠達成もさることながら、瀬戸市の知名度を上げてくれた。藤井八冠のひたむきな姿は、多くの市民に夢と希望を与えた。まさに郷土の星だと思う。今後も市一丸となって応援する」とあいさつした。
川本市長から推挙状と名誉市民章を受け取った藤井八冠は「名誉市民に推挙いただき光栄に思っている。まちをあげて応援していただき、大変うれしく思う。皆さまの応援を力に、今後も活躍できるよう精進したい」とさらなる飛躍を誓った。
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