アイサンテクノロジー 自動運転バス「レベル4」めざす 来月から実証実験
測量・土木関連のソフトウエア開発、販売などを手掛けるアイサンテクノロジー(本社名古屋市)は22日、津島市の名鉄バス津島営業所で、12月から三重、愛知両県での実証実験で使用する自動運転バス(大型、小型)2台を公開した。実証実験では、アクセルやブレーキが自動の「レベル2」から始め、2025年度をめどに一定の条件下で無人運転が可能な「レベル4」の社会実装を目指す。
公開した車両は、いすゞの大型バスを改造した車両と、小型電気自動車(EV)バス「Minibus」(ティアフォー製)の2台。高性能センサーのLiDAR(ライダー)で、人や車両を感知して自動運転を実現する。Minibusは、24年をめどに自動運転レベル4で車両認可を取得する計画で、いち早い社会実装を見込む。
アイサンテクノロジーの佐藤直人取締役は「自動運転バスの社会実装が現実味を帯びてきた。自治体、交通事業者などへの車両販売や提案を強化したい」と話した。
政府は、官民一体で推進する「RoAD to the L4」プロジェクトとして、レベル4の無人自動運転サービスの導入を25年度までに50カ所以上、27年度までに100カ所以上とする目標を掲げている。
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