電動コンプレッサー増産へ 豊田自動織機、米独でも生産
豊田自動織機は26日、日本と中国で生産している電動コンプレッサーを、25年からドイツと米国でも生産すると発表した。年間の生産能力はそれぞれ80万台。中国生産も増強し、世界生産能力を20%増の1200万台に引き上げる。欧米中での投資額は約300億円。車両の電動化に伴い、熱マネジメントの役割も持つ電動コンプレッサーの需要は高まっている。本格的な電気自動車(EV)の普及に備える。
加えて、EVの高電圧バッテリーから低電圧に変換して、ライトや制御システムなどに供給する「DC―DCコンバーター」も海外生産を始める。約100億円投じて米国に新工場を建設する。生産能力は50万台。 ハイブリッド車に搭載されているバイポーラ型ニッケル水素電池についても、既存の石浜工場(愛知県東浦町)に新棟を建設し、24年1月から第2ラインを稼働。豊田自動織機全体での生産能力は1・5倍の72万台となる。
全文390文字
記事をもっと読むには・・・