トヨタ、4工場5ライン23日再開
16日に中央発条で事故が発生して、23日で丸1週間を迎える。
23日再開するのは、高岡工場(豊田市)の1ライン、トヨタ車体富士松工場(刈谷市)の1ライン、トヨタ東日本の宮城大衡工場(宮城県)と岩手工場(岩手県)。
23日に停止するのは、トヨタ車体の工場に加え、高岡工場の1ラインや豊田自動織機の長草工場(大府市)などだ。スポーツタイプ多目的車「RAV4」や高級ミニバン「アルファード」など幅広い人気車種の生産に影響が出ている。
24日の稼働は、再び23日午後に判断する予定だ。
一部ライン再開の一報を受け、ある1次部品メーカー社長は「もっと長引くことを覚悟していたが、一部ラインでも再開してくれて非常に助かる」と話す。
その半面、「停止している工場がいつ再開されるのか心配だ」(三河地域の部品メーカー社長)との声も。
トヨタグループへの影響も続き、豊田自動織機は長草工場の稼働停止に伴い、搭載されるエンジンで一部生産を調整。またアイシンも18日夜勤から、自動変速機(AT)などさまざまな部品の生産をライン単位で調整している。
また、影響は販売現場にも及びそうだ。東海地方のトヨタ系販売店には、トヨタから「車両の出荷が遅れる可能性がある」と連絡が入ったという。営業の担当者は「心待ちにしていたお客さまにやっと納車できる、というタイミングだった。さらに遅れる場合、お客さまに大変申し訳ない」と不安な表情を見せる。
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