トヨタ車体、来年のダカールラリー参戦
トヨタ車体は5日、2024年1月にサウジアラビアで開催される世界的な自動車競技「ダカールラリー2024 サウジアラビア」の市販車部門に、スポーツタイプ多目的車の「ランドクルーザー(ランクル)300」のラリー仕様車で参戦すると発表した。車両の耐久性と安定性を高め、11連覇を目指す。
砂漠や山岳地といった悪路を走破するダカールタリーは、完走率が5割に満たない「世界一過酷なモータースポーツ競技」と称される。
24年1月5~19日の15日間開催され、競技区間は約5千キロメートルとなる見込み。
5日に豊田市内で参戦発表会を開いた。トヨタ車体は2台のランクル300で参戦する。車両は砂などの混入を防いでターボの耐久性を高めたほか、後輪付近で地面からの衝撃を吸収するアブソーバーにかかる負担を軽減させたことで走行安定性を高めた。
トヨタ車体社員の三浦昂ドライバーは「ランクル300の持つ速さを犠牲にすることなく、耐久性と信頼性を発揮させることができるよう、車を造ってきた」と話した。ラリーのスタートを現地で見届けるという松尾勝博社長は「15日間走り抜いてもらいたい」と期待を込めた。
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