「休み方改革」休暇を導入 名古屋銀 愛知県の施策に賛同
名古屋銀行は、パートを含む約２４００人の全従業員対象の「休み方改革」特別休暇を１日から導入した。家族と子どもが一緒に過ごせる仕組みづくりなどを推進する愛知県「休み方改革」イニシアチブに賛同。２０２３年度中に取得できる特別休暇を１日付与した。一定の条件を満たせば、平日に休んでも出勤扱いになる。従業員が生き生きと働ける環境整備が狙い。地域金融機関が県の休み方改革に積極的に取り組むことで、機運醸成につなげたい考えだ。
愛知県「休み方改革」イニシアチブとは、経済界や労働界、教育界とともに、「休み方改革」を通じ、仕事と生活の両立を目指すワーク・ライフ・バランスの充実と、生産性向上による地域経済の活性化を目的とした運動だ。名古屋銀など、地域金融機関や企業・団体の多くが賛同企業に登録している。
県は、あいち県民の日（11月27日）を含む直前１週間（11月21～27日）のあいちウィークを契機とした休み方改革のほか、ラーニング（学習）とバケーション（休暇）を合わせた造語「ラーケーション」を推進。平日だからこそできる学校外での学習活動などを子どもと一緒に計画することを応援している。
名古屋銀は、県の施策に賛同し、休み方改革特別休暇の導入を決めた。全従業員のワーク・ライフ・バランスの充実に努め、地域経済の活性化にもつなげたい考えだ。（菊地治滋）
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