豊川会議所の地元産品販売店 イオンモール豊川内 「豊穣屋」出足好調 個性的な商品受ける他の会議所の視察相次ぐ
「豊穣屋」は1階の食料品エリアに出店。売り場面積は約100平方メートル。イオンモール豊川と同じ3月30日にソフトオープンした。店舗面積5万平方メートル、テナント数約200、従業員3千人のモール全体の中で目立つ存在ではないが、埋もれているわけでもない。
チャレンジショップは市内の中小企業が自社商品を試験的に販売するエリア。「いちご大福」「豊川いなり寿司」「豊川弁当」「きくらげスカッシュ」「トマトジェラート」など個性的な商品を来店客に提供。半年間で40店舗が400種類の商品を持ち込み販売した。
平日は豊川市民、週末は東三河全域、岡崎市、浜松市からの来店が多く、地元産品を扱う豊穣屋は週末の売り上げが大きい。オープン後の4、5月の月間販売額は700万~800万円。その後、波があるもの目標を上回る販売額を維持している。
豊穣屋のスタートダッシュの健闘ぶりは、小売店舗の運営実績が乏しい商工会議所が運営しているところがミソ。他の会議所の間でも話題となっている。「会議所運営でも成功できるのか」と。
豊川会議所によると8月22日に長野会議所(長野市)、9月6日に土岐会議所(土岐市)が視察に訪れた。さらに11月には西尾会議所(西尾市)と小田原箱根会議所(神奈川県小田原市)の視察を受け入れる予定だ。
豊川会議所は今後、チャレンジショップの参加企業の幅を広げていくと同時に、地元市民や地元企業を対象にイオンモール豊川オープンの影響の実態をアンケート調査する。アンケート結果を踏まえ新たな共存共栄策を検討していく考えだ。
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