ウーブン・バイ・トヨタ 社長に隈部氏(デンソー出身) カフナー氏は退任
トヨタ自動車は7日、子会社で車載用ソフトウェア開発などを手掛けるウーブン・バイ・トヨタ(本社東京都)の最高経営責任者(CEO)に、デンソー出身の隈部肇氏(59)が就任すると発表した。ジェームス・カフナーCEOは退任し、トヨタのシニアフェローに就く。10月1日付。
隈部氏は現在、デンソーやアイシンなど4社が出資して設立したソフトウェア開発会社「J―QuAD DYNAMICS(ジェイクワッドダイナミクス」(本社東京都)の社長を務めている。9月30日で同社社長を退任し、後任にはデンソーでセーフティシステム事業部統括部長などを務める渡辺浩二氏が就任する。
また、ウーブン・バイ・トヨタの取締役にジョン・アブスマイヤーチーフテクノロジーオフィサーが就くほか、監査役にトヨタ自動車の小林耕士エグゼクティブフェローが就任することも発表した。
トヨタは今回の人事について、ウーブン・バイ・トヨタが開発を進める次世代車載基本ソフト「アリーン」が実装段階に移行することや、実験都市「ウーブン・シティ」の実証開始を見据えての体制変更と説明している。
隈部 肇氏(くまべ・はじめ)同志社大工卒。86年日本電装(現デンソー)入社、14年常務役員、19年からJ―QuAD DYNAMICS社長。東京都出身。
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