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あづまフーズが新工場建設、水産加工品など増産

新工場の完成イメージ
新工場の完成イメージ
 業務用食品メーカーのあづまフーズ(本社三重県菰野町永井3095の45、中島隆社長)は、本社工場の南側に新工場を建設する。総投資額は30億円以上。1966年の創業来最大の投資規模となる。2024年2月の完成予定で、生産能力を現行の2倍以上に引き上げる。生のタコをワサビなどで和えた総菜「たこわさび」などの水産加工品や、プラントベース(植物由来)食品などを増産し、国内外の需要増に対応する。(四日市)

 現在建設中の新工場は2階建てで、延べ床面積は約9500平方メートル。既存の本社工場から生産品目の9割ほどを移管する。主力の水産加工品を中心に植物原料で作った「まるで魚」シリーズなどのプラントベース食品などを生産する。油を使う揚げ物やおせちなどの季節商品は既存工場でつくる。
 新工場と既存工場を合わせた本社全体の生産能力を現行比2倍以上の年間3千トンに引き上げる。
 新工場では包装ラインに省人化設備を積極的に導入し生産効率を高める。輸出商品もつくることから、食の品質管理を一段と強化する。食品安全の国際組織「世界食品安全イニシアチブ(GFSI)」の認証取得を目指す。
 あづまフーズの23年5月期売上高(単体ベース)は、約39億4500万円だった。前年同期比1割以上の増収で、過去最高を更新した。国内外で水産加工品を中心に販売数量を伸ばしたほか、原材料高などに伴う商品の値上げが寄与した。
 水産加工品は日本食ブームを背景に輸出が好調。また、プラントベース食品は環境配慮の観点から、国内外で需要の高まりが期待できる。畠中章雄執行役員は「新工場開設を機にさらなに拡販していきたい」と話す。5年後をめどに売上高を50億円に引き上げる目標だ。

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