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粉体計測から製造現場を変える
株式会社ナノシーズ 島田泰拓

タグ 特別企画

需要を確信、社内ベンチャー立ち上げ

島田泰拓社長

 産業技術総合研究所(産総研)時代の経験をもとに、時代のニーズをつかみ創業したナノシーズ。粉体測定に特化した事業は、ニッチながら他社の追随を許さない。今後は粉体測定で蓄積した技術を他領域にも広げていく。

 ナノシーズは2005年、産総研の研究員だった島田泰拓社長が組織内ベンチャーで立ち上げた。起業を決めたのは、産総研時代に研究していた粉体測定依頼が、民間企業から相次いだこと。産総研では、共同研究などの連携でなければ対応できないことから断るしかなかったが、相次ぐ問い合わせに需要が見込めると確信したという。

 強みは粉体測定に特化した機器開発と受託測定。測定手法は全てJIS規格に適合し、自らの測定の規格化にも取り組む。規格化で業界標準の物差しになり、結果の精度も担保される。規格化には早くても3年はかかるが、産総研時代にJIS規格化に取り組んだ経験が生きている。

企業の「悩み相談所」に

微小粒子圧壊力測定装置「NS-Aシリーズ」

 主力製品の「粉体層せん断力測定装置」は、粒子の「さらさら」度合いを測る装置。例えば、同じ鉄鉱石でも産地によって度合いが異なり、それに合わせた用途がある。これを間違えると品質の低下にも発展する。それだけに需要が高い。

 ネットと口コミで十分な受注があったが、コロナ禍で設備投資が凍結されて発注が止まり、大きな影響を受けた。一方で受託測定は増えた。顧客がテレワークで出社できず、実験を外注するというケースが増えたためだ。受託測定は利益率が高く、同社にとっても渡りに船。実験態勢の強化を検討している。

 部外秘で社内測定は残るだろうが、人件費の問題から、測定機材の有無に関係なく、引き合いの増加を見込んでいる。

 測定の枠を超えて顧客に踏み込む。企業の悩み相談所として、「生産が想定どおりいかない」といった問題に測定技術を使って解決に導く。製造現場の役に立つ存在を目指していく。

Company Data

株式会社ナノシーズ

代表取締役社長 島田泰拓

古屋市西区那古野2-14-1なごのキャンパス3階8号室

052-414-6900
http://www.nanoseeds.co.jp

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