ジェトロ三重 北米関係者招き酒蔵ツアー 三重の日本酒PR
日本貿易振興機構三重貿易情報センター(ジェトロ三重)は21日、北米の日本酒愛好家や輸入事業者ら6人を招き、三重県伊賀地域の日本酒の試飲会と酒蔵見学を開いた。
日本酒人気が高まる北米へのさらなる輸出拡大につなげようとジェトロが企画。北米の日本酒ファンの交流を促進し、魅力発信につなげる「#SupportSAKE」プロジェクトの一環。三重のほか、岐阜、石川、山梨、長野、福井の6県の酒蔵を巡る5日間(17~21日)のツアーが組まれた。米国の酒類販売会社や飲食店経営者、米国とカナダの日本酒ファンの計6人が参加。参加者の中には、交流サイト(SNS)のフォロワー数が5千~3万人以上のインフルエンサーもおり、酒蔵への訪問や試飲といった日本酒の直接体験を通じ魅力を発信した。
三重では、大田酒造(伊賀市)、若戎(わかえびす)酒造(同)、瀧自慢酒造(名張市)の三つの酒蔵の社長や担当者が、それぞれの蔵の歴史や酒づくりのこだわりを説明。若戎酒造では「純米大吟醸 若戎―磨き35―」など複数銘柄を参加者たちが試飲。担当者に酒の特徴を確認するなどして飲み比べた。
日本酒の輸入を手掛けている米カリフォルニア州のエドワルド・ディングラー氏は「三重の日本酒は大変おいしい。今回のツアーを契機に、三重の日本酒の取り扱いを前向きに検討したい」と話した。
また、参加者たちは22日にかけて酒蔵見学とは別に、伊賀市の忍者博物館や名張市の赤目四十八滝などの観光名所も訪れた。酒蔵ツアーを軸に観光名所来訪によるインバウンド(訪日客)拡大と地方への誘客推進にもつなげる。
なお、12月8日には米ロサンゼルスで開催される日本酒ファンが集うイベントで一連のツアーの感想を報告するという。
(三重)
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