名鉄グループ 飛騨エリアの観光を促進 新穂高ロープウェイ6年ぶり30万人へ
新穂高ロープウェイは、22年から段階的に改装している。第1弾で山頂エリアに自然体験スペース「頂の森」を整備した。23年末以降にはお土産ショップ、レストランもオープン。今年7月には展望台を刷新し、槍ケ岳や西穂高岳など標高3千メートル級の山岳を望める環境を整え、利用客の滞在を促している。近く展望休憩スペースも開設する。
続く中間エリアでは、土産ショップを開設した。25年度中には鍋平高原の散策路や駅間の遊歩道など屋外エリアを整備する。その後は山麓エリアの改装も進める。
訪日客の需要の取り込みにも注力する。特に富裕層に照準を当てる。24年度には訪日客向けの特別事業を実施。新穂高ロープウェイを活用し、山頂エリアで焼き立てパンを食べたり夜の星空を眺める催しを実施した。山岳ガイドが植物などを説明しながら登山する催しも行った。
現在はグループの名鉄観光サービスが、同様の内容の観光プランを扱い、訪日客の需要を取り込む。
新穂高ロープウェイは、グループの奥飛観光開発(本社高山市)が運営。乗客は19年度に34万人に上っていた。コロナ禍で利用が減っていたものの、24年度は28万人まで回復した。このうち訪日客は11万人と過去最高を更新していた。
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