防犯システムのトリニティー 「熊検知AI」開発 出没をスマホに通知
東海地方でもクマの目撃情報がある中、セキュリティー企業のトリニティー(本社名古屋市)が人工知能(AI)技術を活用してクマの出没を瞬時にスマートフォンに通知するシステムを開発、レンタル提供を開始した。自治体や企業を中心に需要を開拓する。
開発した「熊検知AI」は、クマの写真・動画を数千枚学習したAIを活用。カメラがクマの姿を自動検知すると、撮影画像とともにスマートフォンに即座に通知する。夜間や悪天候時などでも赤外線機能が検知精度を担保するため、「早期発見・早期対応を助ける」という。クマ以外の動物での誤反応を防ぐため、動物園での実環境実験も行った。
カメラを取り付けたボックス内にSIM(ドコモ回線)ルーターを内蔵しているため、通信環境が整わない山間部や林道沿いなどの危険エリアでも電源があれば即日設置・監視が可能。出没通知の受信やリアルタイム映像、録画の共有は複数人で行える。
レンタル料金(税込み)は利用期間によって異なる。ベーシックな5年プランの場合、SIM無しで月額1万5400円、SIMあり(10ギガバイトの場合)で同1万7600円。
企業からは「工事現場や敷地内の監視などにも関心が寄せられている」としている。
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