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技術者派遣のサンテクノ ミャンマーで教育事業拡大 学生寮持つ研修所建設、日本で働く若手育成

ミャンマーのヤンゴン市内に新設した教育センター
ミャンマーのヤンゴン市内に新設した教育センター
 三友グループホールディングス(本社小牧市)傘下で技術者派遣などを手掛けるサンテクノ(本社名古屋市中村区、丹羽厳一社長)は、ミャンマーでの技術教育事業を強化する。ミャンマーの国内4カ所で展開する日本語学校のうち、ヤンゴン市内に学生寮を持つ教育センターを建設。地方部出身の学生を受け入れる体制を整えた。日本で働きたい現地の若手を技術者として育成。国内企業に紹介することで、内戦が続くミャンマーの人道支援につなげる。

 2019年に現地法人「サンテクノミャンマー」(本社ヤンゴン市、細江政司社長)を設立。現在、ヤンゴンで2カ所、タートンとヒンタダで各1カ所で、日本語と3DCAD(3次元コンピューター利用設計システム)などの専門技術を学べる学校「ミライジャパニーズアンドキャリアトレーニングセンター」を運営している。
 日本の入国制限が緩和された2022年3月以降、現在までに約100人を技術者として自動車部品メーカーなどに送り出した。ミャンマー国軍は徴兵制を強化し、若者男性の海外就労が厳しい一方で、現地の若手人材の海外就労意欲は高まっているのが現状だ。ミャンマーで人材を育成し、ミャンマー人に働く場を提供する。
 教育センターは、約2640平方メートルの敷地内に3階建て264平方メートルの建物を建設した。現在20人の学生が学んでおり、来年度は約50人が生活しながら学べる体制を整える考えだ。
 サンテクノ相談役でサンテクノミャンマー社長の細江氏は「ミャンマー人を自社で5人雇用し、入国後の生活や仕事などもサポートできるミャンマー人社員もいる。三友グループの人道支援と位置付け、注力していきたい」と話している。
 サンテクノは1986年設立。設計・開発業務を主とした技術者派遣や請負事業、ミャンマー人技術者の紹介事業などを手掛ける。2024年12月期の売上高は12億7千万円。今期は15億3千万円を見込んでいる。

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2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
Japan Mobility Show Nagoya2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
主催:中部経済新聞社、TOKAI RADIO、中日新聞社、中日スポーツ、東海テレビ放送

JAPAN MOBILITY SHOW 2025に出品された国内外の四輪・二輪車メーカーのコンセプトカーや最新市販車に加えて次世代モビリティに関する展示のほか、各種試乗会などの体験型催事など各種イベントの開催を予定します。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
あいちITSワールド2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
9:00~18:00(最終日は17:00まで)
主催:愛知県ITS推進協議会、中部経済新聞社

「市民参加」や「ITS体験」を特色とした「ITS世界会議愛知・名古屋2004」の理念を継承し、愛知県がITSの先進県としてさらに発展していくことを目指して2005年にスタートしたイベント。

2025年11月22日(土)
第11回 全国高校生コマ大戦
Japan Mobility Show Nagoya場所

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
主催:中部経済新聞社、全日本製造業コマ大戦協会

2025年、11月に開催する「Japan Mobility Show Nagoya 2025」会場において「第11回全国高校生コマ大戦」を開催します。今回の大会では、東海地区の高校生を中心に全国から100チーム(予定)参加を募って実施いたします。