メッセナゴヤ実行委員長 加留部淳(かるべ・じゅん)氏に聞く 新ビジネスや価値創造期待
(勝又佑記)
見どころ
メッセナゴヤ2025は製造業や環境、デジタルなど多彩な分野から844社・団体が出展する。会場はポートメッセなごや(名古屋市港区)第1展示館で、多数の出展者と来場者が同じ会場内に一堂に集まる。新たなビジネスの創出や企業間の交流の促進につなげる。
加留部氏は「一つの会場内で開催して、来場者の回遊性が高まる効果を引き出したい」と力を込める。
見どころは特別展示だ。「スマートロボティクス」のエリアでは人型ロボットなどを実演し、未来の世界を体感してもらう。また「フェムテック」コーナーでは、女性の健康課題や生活上の悩みを解決する技術やサービスを紹介し、企業の健康経営の取り組みなどを後押しする。このほか「きらりと光る町工場コーナー」で、中小・小規模のモノづくり企業16社が優れた技術を披露する。
加えて、宇宙分野の展示ではロケットや衛星などに関する企業や団体が最新技術を出展する。「地元企業に今後の宇宙ビジネスの可能性を探る機会にしてもらう」考え。
20回の節目
 今回は、20回目の節目を迎える。来場者5万人を見込んでおり、初回からの来場者が累計で100万人の大台を突破する見通しだ。
 メッセナゴヤの役割について「地元企業の優れた技術やサービスの発信をサポートし、商談や販路開拓などを後押ししてきた」と語る。加えて「デジタルや人工知能(AI)の進化で、世の中ががらりと変わろうとしている。地元企業が会場に訪れ、先端分野に触れて学ぶ場にもなっている」と話した。
加留部氏は22年から実行委員長を務めている。「この間、大手企業の参加を促し、大手と中小企業のマッチングを後押しできた。加えて大学生や高校生ら若い世代の来場を積極的に受け入れて、地元企業の魅力を知る機会をつくった」と振り返る。
愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所で構成するメッセナゴヤ実行委員会が主催する。中部経済新聞社などが協力。入場は無料。
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