チタン用溶解設備2基新設 大同特殊鋼、41億円投資
大同特殊鋼は27日、41億円を投じて知多第2工場(知多市)にチタン用真空アーク再溶解炉(VAR)を2基新設すると発表した。10月から1基目が営業運転を開始しており、2基目は2026年7月に稼働開始予定。医療分野向けなどで需要拡大が見込まれるチタン合金の生産能力を現状比約20%増やすのが狙い。
チタン合金は軽さと強度を兼ね備え、優れた耐食性などからも産業用、民生用で幅広く使われている。近年では高度医療におけるニーズが高まっている。
大同特殊鋼は海外での拡販活動も強化し、チタンの受注量を30年に18年比2倍に拡大する方針。医療用チタン製品の世界シェアを30年に現状の10%程度から30年に20%へ引き上げることを目指す。
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