岡崎市、自動運転バスの実証開始へ
岡崎市は名鉄バス（本社名古屋市）と連携し、11月30日～12月20日に大型路線バスを使用した自動運転バスの実証運行を実施する。いすゞ自動車が開発した大型路線バスの運行システムを活用した市街地での実証運行は東海地方初という。今回は運転席有人の自動運転レベル２の運用で安全性を確認し、将来のレベル４の社会実装を目指す。岡崎市の内田康宏市長は「自動運転技術で運転士不足を解消し、バス路線の維持と充実につなげたい」と語った。
岡崎市は２０２３、24年度と小型バスで自動運転の実証運行を行い、運転技術や社会的受容性などを検証してきた。25年度は名鉄バスと連携し、国の地域公共交通確保維持改善事業費補助金を活用する。大量輸送に適したいすゞ製の大型バス「エルガ」を使い、名鉄東岡崎駅停留所からＪＲ岡崎駅停留所の約３・５キロメートルを走行。将来のレベル４の実装を見据えた運行オペレーションやビジネスモデルを検討する。
自動運転バスは期間中、火曜を除き毎日、１日10便運航する。定員は１便当たり20人。一般試乗は運賃無料で予約制（先着順）。（三河）
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