TOB期間3回目延長 太平洋工業、23日まで
【西濃】自動車部品メーカーの太平洋工業(本社大垣市)は8日、経営陣による自社買収(MBO)を目的とした株式公開買い付け(TOB)の応募期間を、従来の8日から23日までに延長すると発表した。TOBの期間延長は3回目。
延長理由は「株主の皆さまに本公開買い付けに対する応募についてさらなる判断機会を提供し、公開買い付けの成立の確度を高めるため」としており、1株2050円の買い付け価格は変更しない。一方、8日終値は2675円と、買い付け価格を3割ほど上回る水準で推移している。
TOBは7月28日から、創業家などが出資する特別目的会社(SPC)を通じて実施し、当初9月8日までとしていた期間を同24日までに延長。さらに10月8日まで再延長していた。同社株は、旧村上ファンド系の投資会社「エフィッシモ・キャピタル・マネージメント」が買い増しを進めている。
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