第30期生がビジネスプラン発表 あいち産業振興機構の創業ゼミ
あいち産業振興機構は26日、名古屋市中村区の愛知県産業労働センター(ウインクあいち)で、創業に必要な知識やノウハウを学ぶ「あいち創業ゼミ」の第30期受講生によるビジネスプラン発表会を開いた。受講生11組が事業計画などを披露した。
受講生は5月からマーケティングの基礎知識や創業に必要な会計知識、収支計画など全15回の講義を受けながら、ビジネスプランを策定してきた。発表会は受講生や金融機関などの前でプレゼンテーションを行うことで、意見やアドバイスを参考にしながら経営計画に磨きをかけてもらう。
今回は「海のごみを宝物にするアップサイクル事業」や「中医学と自然療法を取り入れた和食中心の料理教室」などの発表があった。
このうち東三河地方で高齢者福祉施設の運営に携わる看護師の宮田竜馬さんと亀井健太さんは「超高齢社会における搬送課題への挑戦~看護師同乗による安全・安心なサービスを目指して~」を発表した。7月に蒲郡市に会社を設立し、中古の救急車両を活用して東三河地方で初の看護師による民間救急事業に乗り出した。「転院搬送だけで年間2850件が想定される」と見通しを披露し、浜松市にも事業拡大したいと意気込みを示した。
あいち産業振興機構は2012年から創業を支援する「あいち創業道場」を開催。22年に「あいち創業ゼミ」に改称した。創業予定者や起業後5年程度の人たちを対象に基礎コース、短期集中、無料のプチ講座なども設ける。
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