ニッカホーム 民泊事業へ参入 年内3施設 東京、大阪進出も視野
民泊事業は、空き家などの遊休不動産の活用を目的にスタート。リフォーム事業を手掛ける同社の技術、ノウハウと、グループ会社の宿泊施設運営のノウハウを組み合わせ、地域や物件の特性に合わせたテーマのある民泊を整備する。
民泊事業参入後、初の施設運営となったレトロ名駅(名古屋市中村区則武2の2の21)は、名古屋駅太閤通口から徒歩3分の場所に立地。空き家となっていた古民家を購入し、「昭和かわいいミュージアム」をコンセプトにリフォームした。価格は1人1万2800円ほど。
室内にはレトロなテレビや家電、家具、食器をそろえているほか、昭和50年代の暮らしを感じることができる雑貨も並べている。当初は40~60代の利用を想定したが、フォトジェニックな空間が評価され、20~30代の若者や外国人観光客の利用が多い。
民泊事業運営2施設目の「美浜~海の見える家~」(愛知県美浜町布土中平井1の2)は、名鉄河和線河和口駅から徒歩7分ほどの場所に立地。広々とした古民家を改装しており、最大12人で利用できる。住宅街の中にあることから、周辺住民と交流を深めており、不安を感じさせないような運営を心掛けている。
担当者は「空き家は取り壊されることが多いが、テーマのある民泊にリフォームすることで壊さずに活用することができる。将来的には東京や大阪で勝負したい」と意気込んでいる。
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