矢留工業を市長が訪問 春日井会議所 企業視察で「技術力実感」
春日井商工会議所は4日、石黒直樹春日井市長による「市内企業視察」を行った。市内企業の事業内容や経営課題を知ってもらうことで、企業支援や産業振興施策の拡充につなげてもらおうと4月から実施しており、今回が4社目。空調ダクト製造の矢留工業(本社春日井市上田楽町、東海林昌仁社長)を訪問した。
同社は、空調ダクト分野で業界トップクラスのシェアを誇る。自社ブランドの「ラインエコ」は、ダクト素材に凸凹を入れることで、薄くて軽量ながら高強度を実現した。また、ラインエコの成形機も販売しており、全国にラインエコが広がる一因となっている。
石黒市長は、事業の説明を受けた後、工場内で亜鉛鉄板の切断や溶接の様子を見学した。石黒市長は「環境負荷低減など、高い技術力を感じる」と話した。
東海林社長は「春日井市は企業支援メニューが豊富で、本年度も支援をいただいている。市に育てていただいた」と感謝した。また、市が産業系の土地利用を誘導する「産業誘導ゾーン」のインフラ整備の充実などを要望した。
(尾東)
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