アイコクアルファ、コメ増産が後押し ハンドクレーンの需要増加
自動車部品製造などを手掛けるアイコクアルファ(本社稲沢市祖父江町、樋田克史社長)は、米袋やカートンの移動作業を支援する専用の自社製ハンドクレーン「カンタンハンド」の販売が急増している。全国的なコメの増産が後押ししている。2026年3月期は、前期比2倍の30台超の販売を見込む。大規模の米農家やライスセンターからの需要が高いという。
パレットに置いてある米袋をトラックに乗せ換えるなど、半径2・5メートルの範囲内で移動させるために使う。米農家は高齢者が多いことから、増産に合わせてニーズが高まった。
カンタンハンドは、空気の力で米袋を吸着。1キログラムの操作力で、30キログラムの袋を簡単に移載・移動できる。
農林水産省の調査によると、全国の6月末時点の主食用米の作付け意向は、136万3千ヘクタール。前年比で10万4千ヘクタール増加している。
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