「NX」生産、九州に集約 トヨタ 田原工場から移管
「NX」は、レクサスブランドをけん引するプレミアムSUVモデル。都会的なデザインや力強い走行性能などが特長で、2024年にはグローバルで約1万4500台を販売した。国内では現在でも、2カ月半から3カ月程度の納車待ちの人気ぶり。
生産は14年の販売開始からトヨタ九州で行ってきたが、受注量の拡大やトヨタ九州でレクサスの小型SUV「UX」の生産開始などに対応するため、19年からは田原工場でも並行生産を続けている。田原工場では今後生産車種の入れ替えが進む運びで、来年末にも見込まれるNXの改良に合わせて生産工場をトヨタ九州に一元化し、全体生産を効率化する。
田原工場では現在、レクサスブランドのミニバン「LM」、セダン「LS」「IS」、クーペ「RC」「RCF」などのほか、トヨタブランドの「ランドクルーザー250」などを生産している。27年末をメドにトヨタ車体のいなべ工場(いなべ市)で生産しているミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」を田原工場に移管することも決まっている。
トヨタはレクサスのEV「UX300e」や「IS」のガソリンモデル、「RC」「RCF」の計4車種の生産を今年11月に終了する方針を示しており、市場動向に合わせて、引き続き生産体制や商品ラインアップを弾力的に見直す考えだ。
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