トマト実割れ防止の提案募集 県、農業イノベーション創出へ
愛知県は、農業のイノベーション創出を目指すあいち農業イノベーションプロジェクトの一環で、新たな課題「気候変動に打ち勝つトマトの裂果防止ツール」の開発につながる技術提案を募集している。トマトの実割れ防止効果を維持しながら、不特定多数の作業者が使用可能なツール開発の技術提案を募る。
提案内容の技術基盤を持ち、先行特許など知財侵害の恐れのない技術やデザインが前提条件。
応募資格は、開発したツールを愛知県の生産者に供給できるスタートアップなど。提案採択後から2026年度末までの期間、県と共に開発・導入・普及に取り組めること。経費支援は25年度が税込みで上限100万円。26年度の経費予定は応募資料に記載する。
応募希望者は県のウェブサイトで募集要項を確認し、技術提案書類を作成。電子メールで提出する。期限は9月1日午後5時必着。9月9日にオンラインでプレゼンテーション審査を行う。
あいち農業イノベーションプロジェクトは、スタートアップ支援拠点のステーションAiプロジェクトの一環。愛知県農業総合試験場(長久手市)とスタートアップが連携し、新たな農業を生み出す試み。24年度からは地域の実情に精通した県の普及指導員がスタートアップと産地をつなげ、5テーマで現場の課題を解決する「現場フィールド活用型」のプロジェクトに取り組む。
問い合わせは、県農業水産局農政部農業経営課普及・営農グループ(電話052・954・6412)へ。
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