名古屋13ホテル　地元盛り上げへスクラム　８日からバーガー食べ比べイベント

　名古屋都心部で新たな人の流れを生み出そうと、市内13ホテルが共同で、初のグルメイベントを開催する。その名も「ホテルバーガーラリーｉｎ　Ｎａｇｏｙａ（インナゴヤ）」。各ホテルのレストランが、趣向を凝らしたバーガーを提供。ホテルを巡って食べ比べてもらい、抽選で食事券を進呈するスタンプラリーを８月８日から実施する。ホテルの垣根を越え「名古屋の『まるはちの日』（８月８日）から地元を盛り上げよう」と、若きホテルマンらがゼロから企画を立ち上げた。（松田理恵子）

　今回のイベントは「コートヤード・バイ・マリオット名古屋」（名古屋市中区）のセバスチャン・クレンズマン総支配人が「名古屋のホテルを盛り上げるイベントができないか」と、市内ホテルの総支配人らに呼びかけたのがきっかけ。13ホテルが参加を表明し、「カジュアルにレストランメニューを楽しんでもらう」狙いでバーガーをアピールすることにした。

　実施に当たっては、同ホテルのほか「名古屋プリンスホテルスカイタワー」（名古屋市中村区）と「ニッコースタイル名古屋」（同）の３ホテルが幹事となり、企画を具体化。ホテルごと自由に具材や価格設定し、ランチセットなどとして提供する。価格は２千円台から。

　９月15日までの期間中に３ホテルのバーガーを食べてスタンプを集め、ホテルで応募すると、抽選で13人に参加ホテルの食事券を贈る。こうした企画もすべてオンライン会議を開くなどして、知恵を出し合った。

　このうち名古屋プリンスホテルスカイタワーはイベントに合わせて、３種類のバーガーをメニュー化した。上野浩二料理長は「名古屋の特色を出したいと思い、みそかつ店の『矢場とん』に声掛けし、コラボバーガーが実現した」と話す。

　また、ニッコースタイル名古屋マーケティング部の中嶋英理係長は「今回のイベントで、地元の人もホテルを訪れるきっかけになれば」と期待している。

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