山忠が新規上場 名証、メイン市場に
【尾張】不動産業の山忠(本社愛知県大治町)は29日、名古屋証券取引所のメイン市場に上場した。同日、名証で会見した山〓(﨑)恭裕社長は「信頼性が高まることで優秀な人材を獲得しやすくなる。これまで以上に不動産情報も集まると期待している」と上場の狙いを説明した。
山忠は1991年に設立。土地、建物の仲介、買い取り、マンションの開発、販売、ビジネスホテルの運営などを手掛けている。2026年4月期の連結売上高は、前期比3・1%増の56億900万円、純利益が43・4%減の4億6300万円を見込む。
山〓(﨑)社長は住宅着工戸数の減少傾向について、「不動産の開発や売買だけでは成長は難しい。ホテル事業を軸に、資産にオペレーションを加えるビジネスを展開していく」と、今後の成長戦略の方針を示した。
山忠は現在、「ジャストイン」のブランドで名古屋市、豊橋市、松阪市でビジネスホテル計3店舗を運営している。27年5月には名鉄太田川駅前(東海市)でもビジネスホテルを完成させる計画。
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