タキヒヨー　ベビー服で新ブランド　乳幼児衣類や雑貨提案　機能性と安全性を両立

　繊維商社のタキヒヨー（本社名古屋市）は、ベビー服ブランド「ＴＥＡＴＡＭ」（テイタム）を立ち上げた。ロンパースやよだれかけ、靴下などの衣類のほか、おむつ入れや母子手帳ケース、マザーズバッグといった子育て関連雑貨まで約40種類を取りそろえた。商品は機能性や安全性も両立させた。好みの服や雑貨類を詰め合わせできる、専用ボックスを用意。親戚や友人など近しい間柄の相手に贈る「カジュアルギフト」として提案する。

　ブランド名のテイタムは「Ｔｏ　Ｅｖｅｒｙｔｈｉｎｇ　Ａｌｌ　Ｔｉｍｅ　Ａｕｔｈｅｎｔｉｃ　Ｍｉｎｄ」の頭文字をとってつけた。既成概念にとらわれず、個々が自分らしく子育てできるよう思いを込め、商品にはアイボリーやベージュなど男女問わず着用しやすい色使いを使用した。出生前、性別が分からない段階でも好みの商品を選んで購入できる。衣類は韓国の流行スタイルなどを取り入れている。
　価格帯は数百円から４千円程度で、身近な相手へのプレゼント需要を狙う。縦20センチ、横25センチ、高さ５センチの専用ボックスを用意し、好みの商品を詰めて渡せるサービスを提案。箱の大きさは、宅配で安価に配送できるサイズとした。商品を手軽に贈れるカジュアルさを押し出す。
　テイタムを展開する、ガーメントグループベビーセクションの竹内佑季デザイナーは「日本のベビー服は似通った仕様が多いが、（新ブランドの）テイタムは、海外の流行や育児法から着想を得たデザインをそろえた。ベビー服の実績がある当社だからこそ、機能性や安全性も両立させている。プレゼントとして手に取ってもらえたら」と話している。

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