愛知時計電機 本社工場建て替え 8年間で150億円投資
建て替えるのは、本社工場敷地内の老朽化した複数の建屋。延べ床面積で合計約1万8300平方メートルにのぼる。築60~70年が経つ建屋もあり、BCP(事業継続計画)の観点からもリニューアルする。本年度中にも着工する。
建て替え後は、延べ床面積で3割程度拡張。現在は分散している実験棟や試験棟も統合する。搬送関連の自動化設備を導入するなどして生産効率化を図り、収益力の向上にもつなげたい考えだ。今後需要の高まりが見込める水道スマートメーターの生産能力は、1・5倍に増強する。
同社は主に本社工場で水道メーターを、岡崎市の岡崎工場でガスメーターをそれぞれ生産している。2025年3月期の売上高は543億円、純利益は35億円でいずれも過去最高を更新するなど業績は堅調。市場では、通信を利用して使用量を自動検針するなど遠隔監視ができるスマートメーターへの置き換えが順次、進むとみられており、生産体制を整えて持続的な成長を目指す。
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