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「建築総合展」開幕 最新の建築材や技術 一堂に 69社・団体が出展 耐震や環境配慮など多彩な展示

和紙や織物を使用した壁紙を紹介している(西武)
和紙や織物を使用した壁紙を紹介している(西武)
 中部地区唯一の建築総合展示会「第54回建築総合展NAGOYA」と、「第13回マンション管理フェアinあいち」が19日、名古屋市中村区名駅の愛知県産業労働センター(ウインクあいち)で開幕した。建築材や設備機器、関連メーカー、商社など69社・団体が出展。耐震や環境配慮、リフォームなどに役立つ建築材や技術などを紹介している。20日まで。

 開会式で、愛知建築士会の濱田修会長は「今回のテーマは『一緒に○○○!』。建築が生み出す協働の力を再確認するとともに、新たな可能性を模索する場の提供を目指す」とあいさつした。

 壁紙商社の西武(本社大阪府)は和紙や織物を使用し、環境に配慮した壁紙を提案している。日本らしさと意匠性が高いことから、主にホテルで使用されているという。訪日客の増加を追い風に、店舗でも導入を提案したい考えだ。

 耐震製品などを手掛ける住宅構造研究所(本社埼玉県)は、新築施工により最大89%揺れ幅を軽減する制震壁を展示。また、リフォーム需要が高まっていることから、制振・耐震の改修工法も紹介している。

 建設技術コンサルなどを手掛けるアイティップス(本社名古屋市)は、日本の工事現場とインドの若手職人をつなぐプラットフォーム「oyakata(おやかた)」をアピール。インドの現地法人で運営する技能訓練校と会場をネットでつなぎ、現地の訓練生と来場者が質疑応答した。長尾雅詞取締役は「現地の学生を知ってもらうことで、より興味を持ってもらえた」と手ごたえを話した。

 マンション管理フェアでは、NSリノベーション(本社大阪府)が、マンション向け給排水管改修工事の提案に力を入れている。特に建物の横から穴を掘り、住民の生活に支障なく床下排水管の改修を行う特許技術「モール工法」を提案する。担当者は「設備の更新時期を迎えるマンションが増加しており、改修需要が高まっている。点検から対応できるので、問題が起きる前に相談してほしい」と話している。

 また、特設ステージでは、かやぶき職人の沖元太一氏とルーカス塚本留加氏が「建築女子茅葺職人ルーカスと沖元親方が一緒に語る~茅葺の多様性~」をテーマに講演。大阪・関西万博のパビリオンに、かやぶき屋根が採用されたことや店舗、オフィスなどへの導入事例を紹介した。

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2025年10月10日(金)
しんきんビジネスマッチング「ビジネスフェア2025」

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)第3展示館
主催:ビジネスフェア2025実行委員会

東海地区34信用金庫の取引先が、ポートメッセなごやに自慢の商品、技術、情報、知恵を持ち寄って、展示・PRします。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
Japan Mobility Show Nagoya2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
主催:中部経済新聞社、TOKAI RADIO、中日新聞社、中日スポーツ、東海テレビ放送

JAPAN MOBILITY SHOW 2025に出品された国内外の四輪・二輪車メーカーのコンセプトカーや最新市販車に加えて次世代モビリティに関する展示のほか、各種試乗会などの体験型催事など各種イベントの開催を予定します。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
あいちITSワールド2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
9:00~18:00(最終日は17:00まで)
主催:愛知県ITS推進協議会、中部経済新聞社

「市民参加」や「ITS体験」を特色とした「ITS世界会議愛知・名古屋2004」の理念を継承し、愛知県がITSの先進県としてさらに発展していくことを目指して2005年にスタートしたイベント。

2025年11月22日(土)
第11回 全国高校生コマ大戦
Japan Mobility Show Nagoya場所

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
主催:中部経済新聞社、全日本製造業コマ大戦協会

2025年、11月に開催する「Japan Mobility Show Nagoya 2025」会場において「第11回全国高校生コマ大戦」を開催します。今回の大会では、東海地区の高校生を中心に全国から100チーム(予定)参加を募って実施いたします。