半導体産業の共同検討会設置へ 中経連とシー・フロンツ
中部経済連合会は18日、中部圏の国立大学などで構成する連携組織「シー・フロンツ」(代表=松尾清一東海国立大学機構長)とともに、中部圏における半導体産業のさらなる振興に向けた共同検討会を設置すると発表した。共同検討会は夏ごろにも発足する方針。半導体産業に関連する企業や関係者からの声を集めた上で、検討を進める。
共同検討会では、半導体産業の振興に必要な人材の育成、確保に向けた産学連携のほか、台湾の産業界やアカデミアとの連携、交流に向けた働きかけなどの活動、半導体産業の振興に向けた調査などを行う予定。
同日開いた定時総会で構想を語った中経連の勝野哲・新会長(中部電力会長)は、「『産業のコメ』としてあらゆる分野の製品を支える半導体は、ものづくりのメッカである中部圏において、より利用価値が高まるものと考えている」と強調。「半導体産業の振興に向けて、中部圏として貢献できる役割、領域を探求するほか、人材の育成と活躍に資する仕組みづくりに向けた検討を進めていく」と述べた。
記事をもっと読むには・・・