印メーカーに追加出資 愛知製鋼、生産能力3割増へ
愛知製鋼は、インドの特殊鋼メーカー、バルドマンスペシャルスチールに追加出資すると発表した。バルドマンへの出資比率をこれまでの11%から24%に引き上げ、持ち分法適用会社にする。関係を一段と深め、2030年までにバルドマンの工場の生産能力を現在に比べ3割増の年30万トン程度に引き上げる。
3日にバルドマンからの第三者割当増資を引き受けることで合意し、調印式を行った。追加出資は7月上旬に実行する予定。出資額は非公表。
愛知製鋼は2019年にバルドマンに出資し、技術支援を続けてきた。品質改善や生産性向上をサポートしてきた。バルドマンの特殊鋼は日系の四輪車、二輪車メーカーからも高く評価され、エンジン回りなどの材料として採用を増やしている。供給先をインドに加えタイやインドネシア、フィリピンにも広げている。
バルドマンは1973年に設立した。特殊鋼を生産し、24年度は約22万トンを販売した。売上高は約300億円、従業員は約1900人。
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