海洋環境保全へ素材開発 住友理工、ベンチャー企業と協業
住友理工(本社名古屋市)は3日、海洋生態系を陸上に再現できる技術を持つ東京大学発のベンチャー企業、イノカ(本社東京都)と共同で、海洋領域に適応できる独自素材の開発を始めたと発表した。開発した素材を活用し、海洋環境の保全と持続可能な活用に寄与する新製品への展開を図る。
イノカが再現した海洋生態系で、各種実験データを収集して開発する。また他の海洋領域におけるさまざまなパートナーとも連携して、活動を加速する。
近年、海洋環境は海水温の上昇や酸性化、プラスチックごみの増加などでサンゴ礁の死滅や磯焼け、漁獲量の減少などの課題が深刻化している。このため海洋領域に適応できる独自の素材を開発することにした。
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