ダイコク電機 セルフPOS端末開発 利用客が操作 ホール省人化に貢献
今月、名古屋市内のホテルで開いた製品展示会で初披露した。セルフPOS端末機「TJ―01(ゼロワン)」は、情報管理端末のPOSと景品交換機を一体化して開発。従来はPOSと景品交換機の別々の機器を組み合わせて導入していたため、操作が煩雑だった。また、機器の設置面積が大きくなりがちで、スペース的な課題や、操作を補助するスタッフの業務負荷などの課題があった。
今回のセルフPOS端末機は、アバターによる操作案内機能を搭載し、利用客の操作に対する心理的なハードルを軽減。直感的でわかりやすい操作感に仕上げた。
さらに、ホールにある既存のカウンターの上に設置できるよう、筐体をコンパクトに設計。大がかりな設置工事が不要で、最短一晩で運用を開始できるという。「セルフ化を進めたいが導入に不安を感じているホールさまにも、最初の1台として安心して導入いただける」(開発担当者)として、アピールする。
矢野経済研究所の調査によると、抽出したパチンコホール経営企業110社の売上高営業利益率平均(2023年度)は、1%未満にとどまった。ホール経営を取り巻く環境に厳しさが続く中で、改善に向けた取り組みは急務。スタッフの業務負荷軽減や省人化など、ホールのニーズの高まりに対応する。
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