品川の新東京本社着工 トヨタ、29年度開業へ
トヨタ自動車は26日、品川駅(東京都)の西口地区で京浜急行電鉄(本社神奈川県)と共同で進めている複合施設の建設に31日着工すると発表した。2029年度に開業し、トヨタが「新東京本社」を構える予定だ。交通の要所という特性を生かし、社内外のパートナーとの連携を促す場にする。
新東京本社は、ソフトウエアや人工知能(AI)など知能化に関する開発拠点として活用する。モビリティ(移動体)実物を見ながら開発できる環境やコミュニケーションを活発化するオフィスレイアウトなどを採用する。
23日、起工式を開催した。トヨタの佐藤恒治社長は「モビリティカンパニーへの変革に向けた重要な拠点になる。多様な人材が集まって創造性を発揮できる環境をつくり、モビリティで暮らしをもっと豊かにできるよう挑戦を加速する」と話した。
建設予定地は、東京都港区高輪3の417の31。複合施設にはオフィスに加え商業施設やホテル、多目的ホールなどが入る。地上29階地下4階で、延べ床面積は約31万1800平方メートル。
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