全国唯一のブロック経済紙 愛知・岐阜・三重・静岡の経済情報

中部経済新聞 購読者向け中経企業年鑑データサービス申し込み・ご利用はこちら

Logistics DX SUMMIT 2025

とよたビジネスフェア開幕 143企業・団体が一堂に 「共創」テーマに技術アピール

テープカットする三宅会頭(中央)
テープカットする三宅会頭(中央)
 豊田市と豊田商工会議所の共催で、地域企業の優れた技術や製品を一堂に集めた総合展示会「とよたビジネスフェア2025」が22日、豊田市八幡町のスカイホール豊田で開幕した。「変革の時~共に創る未来」をテーマに、143企業・団体が出展。物価高や人材不足、トランプ関税など、自動車産業を中核とする地域産業への影響が懸念される中、出展各社は技術マッチングによるイノベーションの創出や販路拡大を目指し、技術や製品のアピールに熱が入った。

 開会式では、豊田商工会議所の三宅英臣会頭が「1社では難しくても、コラボレーションによって大きな変革が生まれる。フェアが共創による課題解決や未来を切り拓くヒントとなることを願っている」とあいさつした。会場では新明工業(豊田市)の女性目線で開発した多機能車両や小島プレス工業(同)の新発想の二酸化炭素(CO2)回収技術、豊竹(同)の竹を材料とした舗装材やチェアなどが注目を集めていた。また、キラリと光る技術を持つ中小企業を認定する「豊田ものづくりブランド」に認定された企業もブースを構え、販路拡大を目指し熱心にアピールしていた。

 同展示会ではトヨタ自動車の協力により高性能燃料電池を搭載した「クラウン(FCEV)」やポータブル水素カートリッジなどを展示。講演会・セミナーでもトヨタ自動車CN開発センターの及部七郎斎氏が「幸せの量産のためのカーボンニュートラル」をテーマに講演した。講演会場は満席となり、将来のビジネスチャンスを探ろうと、トヨタの技術動向に耳を傾けた。

 また今回は地元の高校生向け企業ブース見学を実施し、2日間で600人以上の来場を予定している。将来を担う子どもたちにものづくりへの関心を持ってもらうとともに、出展企業の採用活動を支援するのが狙いだ。会期は23日まで。

全文752文字

記事をもっと読むには・・・

【購読のご案内】中経を読んでいる会社は強い
【購読のご案内】中経を読んでいる会社は強い

2025年5月23日の主要記事

ご意見・ニュース提供
新聞広告出稿
土曜日紙面サンプル閲覧
電子版中経オンライン
アラジンオフィス
名糖産業株式会社

会社概要メニュー

出版物のご紹介 一覧へ

中経企業年鑑登録

イベント情報一覧へ

2025年10月10日(金)
しんきんビジネスマッチング「ビジネスフェア2025」

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)第3展示館
主催:ビジネスフェア2025実行委員会

東海地区34信用金庫の取引先が、ポートメッセなごやに自慢の商品、技術、情報、知恵を持ち寄って、展示・PRします。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
Japan Mobility Show Nagoya2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
主催:中部経済新聞社、TOKAI RADIO、中日新聞社、中日スポーツ、東海テレビ放送

JAPAN MOBILITY SHOW 2025に出品された国内外の四輪・二輪車メーカーのコンセプトカーや最新市販車に加えて次世代モビリティに関する展示のほか、各種試乗会などの体験型催事など各種イベントの開催を予定します。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
あいちITSワールド2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
9:00~18:00(最終日は17:00まで)
主催:愛知県ITS推進協議会、中部経済新聞社

「市民参加」や「ITS体験」を特色とした「ITS世界会議愛知・名古屋2004」の理念を継承し、愛知県がITSの先進県としてさらに発展していくことを目指して2005年にスタートしたイベント。

2025年11月22日(土)
第11回 全国高校生コマ大戦
Japan Mobility Show Nagoya場所

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
主催:中部経済新聞社、全日本製造業コマ大戦協会

2025年、11月に開催する「Japan Mobility Show Nagoya 2025」会場において「第11回全国高校生コマ大戦」を開催します。今回の大会では、東海地区の高校生を中心に全国から100チーム(予定)参加を募って実施いたします。