とよたビジネスフェア開幕 143企業・団体が一堂に 「共創」テーマに技術アピール
開会式では、豊田商工会議所の三宅英臣会頭が「1社では難しくても、コラボレーションによって大きな変革が生まれる。フェアが共創による課題解決や未来を切り拓くヒントとなることを願っている」とあいさつした。会場では新明工業(豊田市)の女性目線で開発した多機能車両や小島プレス工業(同)の新発想の二酸化炭素(CO2)回収技術、豊竹(同)の竹を材料とした舗装材やチェアなどが注目を集めていた。また、キラリと光る技術を持つ中小企業を認定する「豊田ものづくりブランド」に認定された企業もブースを構え、販路拡大を目指し熱心にアピールしていた。
同展示会ではトヨタ自動車の協力により高性能燃料電池を搭載した「クラウン(FCEV)」やポータブル水素カートリッジなどを展示。講演会・セミナーでもトヨタ自動車CN開発センターの及部七郎斎氏が「幸せの量産のためのカーボンニュートラル」をテーマに講演した。講演会場は満席となり、将来のビジネスチャンスを探ろうと、トヨタの技術動向に耳を傾けた。
また今回は地元の高校生向け企業ブース見学を実施し、2日間で600人以上の来場を予定している。将来を担う子どもたちにものづくりへの関心を持ってもらうとともに、出展企業の採用活動を支援するのが狙いだ。会期は23日まで。
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