可児御嵩IC工業団地に新工場 牛乳石鹼共進社 投資額150億円
【東濃】固形・液体せっけん製造販売の牛乳石鹼共進社(本社大阪市城東区、宮崎悌二(ていじ)社長)は、可児市が開発を進めている「可児御嵩インターチェンジ(IC)工業団地」(可児市あけち)に新工場を建設する。ボディーソープなど液体せっけんの生産拠点とする。用地費を含む初期投資額は約150億円。2028年冬の操業開始を目指す。
同社は1909(明治42)年創業の老舗。24年3月期の売上高は約222億円。生産拠点の安田工場(大阪市鶴見区)の生産能力が限界に近づき、交通アクセスに優れる可児御嵩IC工業団地に将来の発展に向けた新たな生産拠点を建設することにした。
進出するのは、同工業団地第2工区の第4区画約1・3ヘクタールと第5区画約3・5ヘクタール。新工場は延べ床面積約1万5千平方メートルの規模を計画し、液体せっけんの新たな生産拠点とする。
着工は26年夏ごろの予定。従業員数約20人で立ち上げる。順次設備を整えて、約10年後には従業員数約150人、年間生産能力約4万トンの主力工場とする計画。
可児御嵩IC工業団地は、東海環状自動車道・可児御嵩ICに隣接して開発を進めており、分譲面積は12・5ヘクタールで全5区画。今回の牛乳石鹼共進社が進出第3号。
15日に可児市役所で、宮崎社長と冨田成輝(しげき)市長が参加して立地協定締結式が開かれた。宮崎社長は「可児を第2の創業の地として事業展開し、会社の一層の成長発展を目指したい」とあいさつした。
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