バイオ燃料の実証実験開始 アイシン高丘、協業10社で
自動車鋳造部品を生産するアイシン高丘(本社豊田市)は、同社が開発したバイオ燃料「Bio(バイオ)―M―Coke(コーク)」の実証実験が協業企業10社の生産ラインで始まったと発表した。2026年3月期中には協業企業を2倍の20社程度にまで増やす方針。同燃料は25年秋の発売を計画している。
参加企業は、豊田自動織機、IJTT、日産自動車、栗本鉄工所など。いずれも鉄の熔解工程で使用する石炭コークスを同燃料に置換する。
同燃料はヤシ殻を原料として製造するもので、原料のアブラヤシが成長の過程で二酸化炭素(CO2)を吸収するため、カーボンニュートラルな燃料とされている。自社ではすでに本社工場と吉良工場(西尾市)で石炭コークスから全量置換した実証実験を行っており、安定した操業を確認している。
アイシン高丘は24年にインドネシアに現地法人を設立し、同バイオ燃料の生産準備を行ってきた。
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