アールプランナー 年間販売、初の1000棟超え 首都圏進出が奏功
25年1月期の販売棟数は東海が前期比20・2%増の886棟、首都圏は33・6%増の167棟で計1053棟。建設コスト上昇などで住宅市場が落ち込む中でも成長を続け、創業から22年で千棟の大台に乗った。
成長をけん引した首都圏には19年に進出。現在までに11拠点体制を構築し、21年1月期に9棟だった販売棟数は4年で約18倍に増加した。東海でも継続的な出店を行っており、積極的な投資を続けたことが成長につながった。
また、同社の強みである交流サイト(SNS)やテレビCMなどを活用したデジタルマーケティングの強化も成長の一因だ。22年にSNS運用を行う専門部署を立ち上げ、インスタグラムに長けた20代社員3人ほどを抜てきし、効果的な運用により集客につながっているという。
梢社長は「全国的には住宅市場は縮小するだろうが、出店してエリアを広げていけば成長していける。今は首都圏に集中するが、将来的には関西、九州にも広げたい」と話しており、今後も攻めの戦略を継続する。
同社は03年の創業。注文住宅と分譲住宅の双方を手掛けており、注文住宅の建設で培ったデザイン力や機能性などのノウハウを反映させた高品質の分譲住宅が特徴。33年までに売上高1千億円(25年1月期約401億円)を目指している。
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