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アールプランナー 年間販売、初の1000棟超え 首都圏進出が奏功

「住宅市場が縮小してもエリアを広げれば当社は成長していける」と語る梢社長
「住宅市場が縮小してもエリアを広げれば当社は成長していける」と語る梢社長
 注文・分譲住宅を手がけるアールプランナー(本社名古屋市)の梢(こずえ)政樹社長は、2025年1月期の一戸建て住宅販売棟数が初めて千棟を超えたことを明らかにした。愛知県を中心とする東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)での堅調な成長に加え、首都圏(東京都および千葉、埼玉、神奈川各県)進出や攻めの出店が奏功した。「年間販売千棟超えは全国でも30社ほど。一つの目標だった」と語る。今期は首都圏で21人増員し100人の営業体制を整えるなどして、1170棟の販売を計画している。(武居皇弥)

 25年1月期の販売棟数は東海が前期比20・2%増の886棟、首都圏は33・6%増の167棟で計1053棟。建設コスト上昇などで住宅市場が落ち込む中でも成長を続け、創業から22年で千棟の大台に乗った。
 成長をけん引した首都圏には19年に進出。現在までに11拠点体制を構築し、21年1月期に9棟だった販売棟数は4年で約18倍に増加した。東海でも継続的な出店を行っており、積極的な投資を続けたことが成長につながった。
 また、同社の強みである交流サイト(SNS)やテレビCMなどを活用したデジタルマーケティングの強化も成長の一因だ。22年にSNS運用を行う専門部署を立ち上げ、インスタグラムに長けた20代社員3人ほどを抜てきし、効果的な運用により集客につながっているという。
 梢社長は「全国的には住宅市場は縮小するだろうが、出店してエリアを広げていけば成長していける。今は首都圏に集中するが、将来的には関西、九州にも広げたい」と話しており、今後も攻めの戦略を継続する。
 同社は03年の創業。注文住宅と分譲住宅の双方を手掛けており、注文住宅の建設で培ったデザイン力や機能性などのノウハウを反映させた高品質の分譲住宅が特徴。33年までに売上高1千億円(25年1月期約401億円)を目指している。

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2025年10月10日(金)
しんきんビジネスマッチング「ビジネスフェア2025」

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)第3展示館
主催:ビジネスフェア2025実行委員会

東海地区34信用金庫の取引先が、ポートメッセなごやに自慢の商品、技術、情報、知恵を持ち寄って、展示・PRします。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
Japan Mobility Show Nagoya2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
主催:中部経済新聞社、TOKAI RADIO、中日新聞社、中日スポーツ、東海テレビ放送

JAPAN MOBILITY SHOW 2025に出品された国内外の四輪・二輪車メーカーのコンセプトカーや最新市販車に加えて次世代モビリティに関する展示のほか、各種試乗会などの体験型催事など各種イベントの開催を予定します。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
あいちITSワールド2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
9:00~18:00(最終日は17:00まで)
主催:愛知県ITS推進協議会、中部経済新聞社

「市民参加」や「ITS体験」を特色とした「ITS世界会議愛知・名古屋2004」の理念を継承し、愛知県がITSの先進県としてさらに発展していくことを目指して2005年にスタートしたイベント。

2025年11月22日(土)
第11回 全国高校生コマ大戦
Japan Mobility Show Nagoya場所

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
主催:中部経済新聞社、全日本製造業コマ大戦協会

2025年、11月に開催する「Japan Mobility Show Nagoya 2025」会場において「第11回全国高校生コマ大戦」を開催します。今回の大会では、東海地区の高校生を中心に全国から100チーム(予定)参加を募って実施いたします。